11月27日(水) ケアハウス香楽園 2階食堂において感染予防衛生委員会主催
『防護服の着脱方法と吐物キットの使い方』についての研修を実施致しました。
委員会より石野副主任の挨拶から始まり、メンバーから『高齢者介護施設における感染対策』の
講習がありました
今回の研修のメインの「嘔吐物処理セット」の設置場所や内容物も紹介しました。
ケアハウス香楽園では1階デイルームの洗面台の下と2階食堂の洗面台の下の2か所に『嘔吐物処理セット』を
設置しております。
セットの内容は
グローブ、ガウン、マスク、フェイスシールド、ペーパー、新聞紙、ウエス、
ゴミ袋、消毒液作成用ボトル、シューズカバー、段ボール(へら)
隔離用お知らせカード『消毒しています。立ち入らないでください』
などです。次亜塩素酸ナトリウム液も常備しています。
さあ、看護師によるガウンテクニックと嘔吐物処理のデモンストレーションです。
①手袋2枚、ガウン、マスク、フェスシールド、シューズカバーを着用。
②嘔吐物に見立てた液体に新聞紙を被せ、0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液をかける。
③段ボールで中央に集め、汚物を拭き取りポリ袋に入れる。
④手袋を1枚外してポリ袋に入れ、上から次亜塩素酸ナトリウム液をかけ封をする。
⑤もう一度新聞紙を敷き、次亜塩素酸ナトリウムをかけ15分放置する。
⑥シューズカバーを外して清潔区域に出て手袋、ガウン、マスクを外す。
⑦新しい手袋、ガウン、マスクを着用し、被せた新聞紙を中央に集めてポリ袋に入れる。
⑧ウエスなどで床を消毒し、ポリ袋へ。
⑨手袋、ガウン、マスクを外してポリ袋へ入れ、内側に触れないように封をして廃棄する。
どうですか?
手順が多く、ややこしいですね。
看護師がスムーズにデモンストレーションしてくれましたが、いざ自分が対応しないといけなくなった時、
できるでしょうか?
香楽園の今回の研修では「実践が必要」との考えから参加した全ての職員一人一人が
ガウンテクニックと嘔吐物の処理方法を体験しました。
3班に分かれ、一人ずつ実践してみました。
看護師のデモンストレーションを見ただけではなかなか身に付かないですよね。
皆、何度も何度も手順を間違えながらも頑張りました。
今回の研修ですごくよかった所は、一人は1回の実践でも同じ班のメンバーがしているのを見たり
アドバイスしていると、何回も実践したような効果があったと感じたことです。
実際はないことが望ましいですが、特にこれからの季節は感染症の流行が懸念されます。
職員一人一人が「自分が遭遇するかもしれない」という危機感を持って研修できたと思います。
最後にアンケートに記入し、研修終了です。
いつもより時間はかかりましたが、充実した研修でした。
皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。